呪島~ノロイジマ~

「早紀……何があったんだいったい?」



「え?」



「オマエが行った島で……」


父にジッと目を見つめられる。



「分からない……。分からないの……みんないなくなっちゃって」



「そうか」


そう言って、父が視線を外して見つめた先が気になって、早紀はそっちを向く。


そこには『怪事件!一夜で謎の大量変死』と題されて映し出されているテレビの画面があった。



見覚えのある風景。


そう、昨日早紀がいた場所、夜鳴島である。


テレビにイヤホンがささっているので、音が聞こえない。


「お父さん、音出して」


早紀は父に頼んだ。