呪島~ノロイジマ~

「嘘じゃないわ。おるんよこの島には幽霊が……大ちゃんもこの上の昔、直ちゃんが住んどった家で死んどったわ」


今度は美春が口を開いて、山下はその顔を驚いて見つめた。


「死んどる?」


「梁の上をまわしたロープが首に巻きついて死んどったわ」


「ちょ、それは本当かな?」


「嘘なんかついてどうすんでぇ!」


「あ、いや……」


「彰ちゃんも死んだわ、すぐそこの洞窟で……何でもっと早ぅ来てくれんかったんよ!」


「いや、それは……」

美春は突然山下に掴みかかり、若い警官が慌てて止めに入った。


「島の人だけじゃありませんよ」


「え?」


「俺の友達もみんな」


「ちょ、ちょっと待ってください」


山下は今度は敦也に向かって手を広げて制した。