呪島~ノロイジマ~

由希子はまず押入れの襖を開けた。


上の段を見て、下の段を見る。


寝具の布団が入れてあるのだが、何だか微妙に膨れている。


当時の由希子もそれに気がついたのだろう、布団を交わしてみる。



「あっ、彰ちゃん見ぃつけた」


「あ~~~~ん。もう見つかっちゃった~」



彰子は自分ではかなり自信があったのだろう。少し大袈裟に悔しがっている。



「今度は私ね」


「うん。いぃい~~~~ち。にぃい~~~~」


彰子はすぐにカウントを始める。



何てズルイ子なんだろう……。


彰子は幼い頃の自分を恥じた。