呪島~ノロイジマ~

「彰ちゃん……」


「この子……私の娘なの」



「娘って……いつ……だって彰ちゃん」


美春は驚いた。いつのまにそんなことがあったのか、全く知らなかったのだ。



「お兄ちゃんなの」


「え?」


「この子は私とお兄ちゃんの子なの」



「おに……竜太郎さん?」


美春は目をまん丸にして聞いた。



「うん。私が中学三年生のときに産まれたの……」


彰子は悲しそうな顔で娘の霊を見つめる。



「ちゅ……」


美春は言葉を失くした。