呪島~ノロイジマ~

「とにかく行ってみましょう」


「はい。お願いします」



「ちょっと待って、そうね。雪江さんを連れて行きましょう。

アナタは寛ちゃんと佑さんにも声をかけて呼んでちょうだい。私は雪江さんを呼んでからアナタの家に行くから」


「はい」


幸成は返事をすると、すぐに寛治の家に向かう。


浩子もすぐに家を出た。


雪江は昔、本土の病院で看護婦長をしていて、定年と共に島に戻ってきているので、

とかく医者のいないこの島では、みんなから頼りにされているのだ。


浩子は小雨の中、雪江の家を目指して急いだ。