呪島~ノロイジマ~

今まで島の住民を恐怖に陥れていたのが、まさか親友の子供だったとは……。



目の前で遊んでくれと甘えてくる女。


二十代後半のいでたちではあるが、中身は子供のままなのだろう。



ずっと一人ぼっちで遊び相手を探していたに違いない。


そう思ったら大輔は目の前の女に対して、恐怖よりも同情が先に来た。


ずっと聞こえる赤ん坊の泣き声に、親友竜太郎は自責の念にかられ続けたに違いない。



毎晩毎晩、親の愛を求めて彷徨う娘の霊。



おそらく竜太郎は苦しみ続けただろう。

でも誰にも相談出来なかった。



そして娘の霊が幼い子供に成長した頃、竜太郎はついに自らの命を絶ってしまったのだ。