呪島~ノロイジマ~

瞳は意を決して枝道へと入った。


なだらかな道である。


輝之と早紀が、途中で斜面を滑り落ちたりしていないとも限らない。

薄暗くて見落とさないように気をつけながら、瞳は急ぎ足で先に進んだ。



やがて道が二つに分かれる。


ここで瞳は悩んだ。


二人が進んだ方と反対に行けば、行き違いになってしまう可能性が高い。



(どっちだろう……)


山に沿いながら、なだらかに下る道と、やや急な真っ直ぐ斜面を下っていく道。



瞳は自分が輝之の立場になって考えてみた。