呪島~ノロイジマ~

「待って瞳!」


美絵は言ってからまた頭に走った激痛に眉をしかめた。


瞳は振り返ることなくドンドン進んでいく。



「瞳……」


「もういい。したいようにさせてやろう」


「山崎くん」



「確かにテルさんと遠藤さんのことも心配だけど、俺は……」


じっと美絵の目を見つめる。



「え?」


美絵はその目を見つめ返した。




「金森さんの身体のほうが心配なんだ」


「ぇっ……」



「とりあえず戻ろう」


敦也に言われて、美絵は一度瞳の背中を見てから黙って頷いた。