呪島~ノロイジマ~

「うわぁあああ、千秋さん乗れ!」



そう言いながら篤夫はバイクを反転させた。


千秋がすかさず後ろに跨る。




篤夫はすぐにバイクを走らせた。


「大変じゃーーーーー! 沖神の幽霊が出たぞぉおーーー!」


バイクを走らせながら大声で、近隣の家に声をかける。



その声は近隣の家の中にいる人たちに届いた。



「おい美恵子! 玄関の鍵かけてこい!」


長浜幸成は、妻の美恵子にそう言うと、自分は窓という窓に鍵をかけながらカーテンを閉めていく。




『ピンポーーーーーン』


全ての作業が終わったとき、玄関のチャイムが鳴った。