呪島~ノロイジマ~

祐次はもう一度覗き込んで……



そして言葉を失った。


――間違いない。あれはテルさんだ。


ここから落下したのだろう。岩場の上で頭から大量の血が溢れている。



祐次の身体が震えた。


――なぜテルさんは落ちてるんだ?


早紀はテルさんに言われて助けを求めて走った。


ならば、そのときには下に落ちていなかったはずである。



ならいつ落ちたのだろう……?










「遊ぼ」



突然背後から声がした。



「うわぁあああ」


驚いた祐次は思わず足を滑らせて、崖下に転落しそうになった。