もし倒木がなかったら……。
早紀が迷子になることはなかったであろう。
そして敦也と瞳と出会えたであろう。
そうすればまだ、輝之が生きているときに、健介と由梨も一緒に助けに来れたであろう。
敦也がいれば……
こういう状況でロープを使うとき、50cmピッチくらいでロープを結び、輪っかを作ることを提案しただろう。
そうすれば上がってくるときに、途中で疲れたら、輪っかに足をかけて休むことも出来る。
ただのロープを握り、滑る斜面に足を踏ん張りながら上がるのと、ロープの輪っかに足をかけて、
足の力も利用しながら上がるのとでは、労力もスピードも雲泥の差がある。
すべてが悪いほうに向かったまま、祐次は滑る足に注意しながら、ロープを必死で握り下降していた。
早紀が迷子になることはなかったであろう。
そして敦也と瞳と出会えたであろう。
そうすればまだ、輝之が生きているときに、健介と由梨も一緒に助けに来れたであろう。
敦也がいれば……
こういう状況でロープを使うとき、50cmピッチくらいでロープを結び、輪っかを作ることを提案しただろう。
そうすれば上がってくるときに、途中で疲れたら、輪っかに足をかけて休むことも出来る。
ただのロープを握り、滑る斜面に足を踏ん張りながら上がるのと、ロープの輪っかに足をかけて、
足の力も利用しながら上がるのとでは、労力もスピードも雲泥の差がある。
すべてが悪いほうに向かったまま、祐次は滑る足に注意しながら、ロープを必死で握り下降していた。


