呪島~ノロイジマ~

「ちょっと何よこれ!?」


割れている勝手口のガラスを見て、瞳が大きな声を出した。



「何かこれ……最近割れたみたいじゃのぉ~」


大輔が地面に散乱したガラスを見ながら言った。



「何で分かるんですか?」


美絵が聞く。



「いやぁ……あんまり汚れとらんじゃろ。地面に落ちてだいぶん経っとったら、もっと汚れとろうが」



「そう言われれば……」


美絵は頷いた。



「それに中から割れとるんが、ちょっと気になるのぉ~」


「由梨たちが何かしたのかしら?」


「何かって?」


呟いた瞳に美絵が聞く。




「それは分からないけど……」



「とにかく電話が先じゃ」


大輔は勝手口のドアを開けて中に入った。