呪島~ノロイジマ~

大輔は答えずに建物の西側に回る。さらに南側に回ったところで足を止めた。



「あった」


「え? 何がですか?」



「電話の引込線じゃ」


大輔は架空されている電線を指差した。

山道に沿って電柱が設置され、一番麓にある電柱から、電気の線と電話の線が架空されてある。



「やっぱりこの建物には、電話が入っとるわ」


大輔が瞳の顔を見つめた。




「探しましょう」


瞳が言うのに合わせて、四人はそのまま南の勝手口に向かった。