呪島~ノロイジマ~

船の後部。


船外機のスクリューの辺りから血飛沫があがったのだ。



あれは……


おそらく茂行の物に違いないだろう……。



大輔は嫌がる茂行を連れてきたことを、そして一人で船に残したことを悔いた。



「くっそぉおおおおおおおーーーーシゲぇえええええええええ」


海を赤に染めながら、船はゆっくりと沖へ進んでいく。




そしてまた……


四人は沖神に取り残されてしまったのである……。



輝之の船があるにはあるが、鍵がないのでどうしようもない。



「しょうがねぇ行くぞ!」


呆然と船を見つめている三人に向かって、大輔は半ばキレ気味に言った。