呪島~ノロイジマ~

「おい! あのアホは何をしょんなら!」


沖に向かって進んでいく船に向かって、大輔は悪態をついた。



なぜ勝手に船を出したのか……?


大輔にはそれが分からなかった。



何があったのか……?

何もないのに茂行が勝手な行動をとるはずがない。



大輔はぐるりと周りを見回してみる。




「きゃぁあああああああああ」



そのとき瞳が悲鳴をあげた。





「え!? 何ならぁ?」


大輔が振り返ると、瞳は口に手をあてて、もう一方の手で沖の船を指差している。



大輔はその先を見て…………



そして唖然とした。