呪島~ノロイジマ~

「何ですか?」


瞳が睨んだ。



「この子頭打っとるみたいじゃし、心配じゃけぇ病院に連れて行っちゃるんが先じゃろ?」



「それは……」


「何でか知らんけど、携帯電話が使えんのじゃから、とりあえず船で本土に運んじゃらんと、何かあってからじゃ遅いで」



「私なら大丈夫です」


瞳の心中を察した美絵が言った。



「いや、俺も金森さんは病院に行ったほうが良いと思う」


「山崎くん……」



「ほんならこうしよう。一旦戻ってワシのツレらぁを連れてきて、

手分けして捜させるから、この子は本土の病院に連れて行っちゃろう」


大輔にそう言われて、瞳は仕方なく頷いた。