呪島~ノロイジマ~

階段を上がると、すぐ目の前の部屋のドアが開いて、倒れている人間の足が見えた。



瞳がそこに駆け寄る。



美絵だった。



「ちょ、美絵! しっかりして!」


「金森さん!」

瞳が美絵の身体を揺するのを退かす様に、敦也が美絵を抱きかかえて起こした。



「う……ぅん……」


「金森さん、しっかりして!」


敦也の声に美絵はゆっくり目を開ける。



「美絵!」
「金森さん!」


「ぁ……やまざ……き君……」


美絵は敦也の目を見ると、嬉しそうに微笑んだ。