呪島~ノロイジマ~

「何ならぁ~言え~や」


「いや……それが……」


「ん? 何じゃあ?」



「そう言われてみたら……何となく竜太郎に似とったような……」



「ほんまか? それ!?」


「いや……ハッキリは覚えとらんけん、何とも言えんけど……」


茂行は首を捻った。



「けど……竜太郎に子供って……」


「そうじゃろう? アイツに付き合うとる彼女がおったなんて、聞いたことがねぇで」



「そうじゃのぉ~ワシも知らんわ」



「じゃったら違うんかのぉ~?」


「さぁのぉ~?」


茂行がまた首を捻ったとき、船が港に着いた。