呪島~ノロイジマ~

「聞いたこと……って言われたら、そりゃあねぇけど……」



「ん? どうしたん?」


尚も考え込む素振りの大輔に、茂行が聞いた。



「センミツっておったろ」


「ああ、沖神でワシらより3つ下のヤツじゃろ?」



「おお、確か竜太郎の妹と一緒の学年じゃって、竜太郎がよう可愛がっとった」


「おお! そう言やぁおったのぉ~竜太郎に妹が!

そう言やぁ~竜太郎とオヤジさんらぁの葬式は覚えとるけど、妹の葬式って記憶にないがのぉ~」



「いや、妹じゃのぅて、センミツじゃって」



「ああスマン」


「大昔の事なんで、記憶が定かじゃないんじゃけど、センミツが幽霊の事を何か言うとったよなぁ?」


「そうか?」


「おお」


大輔は遠い昔を思い出すように、斜め上を見つめて頷いた。