呪島~ノロイジマ~

健介は走った。


体力には自信がある。



ただ……相手が幽霊なら話しは別だ。

瞬間移動出来るヤツに勝てるわけがないのだ。



それでも今はとにかく逃げるしかない。



そして建物の東側に回ったところで、健介は驚いた。


山の斜面が崩れ、建物まで達している。


丘のように行く手を塞ぐ土砂の山に、健介は勢いをつけて登ろうとした。