呪島~ノロイジマ~

『バリィーン』


勝手口のドアの硝子を突き破り青白い手が突き出てくると、


広げられた手の平が、健介の顔目掛けて折り返される。




健介はそれを、咄嗟にしゃがみ、紙一重のところで交わした。



すぐに起き上がる。



いつの間にか目の前に、輝之と由梨がいた。



「くそっ!」


健介は自分が進みたい山越えの道とは反対の、建物の東側に向かって逃げざるをえなかった。