呪島~ノロイジマ~

祐次は首を横に振った。


それが精一杯だった……。




「これで何して遊ぶの?」



女がニヤリと笑う。



「遊ばねぇ……」


祐次はゆっくりと横に首を振りながら、それだけ言うのが限界だった。



「何で遊んでくれないの?」



女の顔から笑みが消える。





祐次は咄嗟に女の手を掃うと、そのまま廊下へと飛び出した。





「待てぇええええ」



女の声を背中に聞きながら、祐次は振り返らずに走った。