呪島~ノロイジマ~

「その幽霊を見て、ワシのツレの貴志と、その親父さんが倒れたんじゃ」



「え?」


「それで本土の病院からヘリが来とったんじゃけど、残念ながら貴志の親父はもうすでに心臓が止まっとるらしいわ」



「はぁ……あの……」


「ん?」


「それで買い物に来てた、僕らの仲間は……?」



「おお! それがのぅ、みんな幽霊が怖いけん、家の中にこもっとたら、山を越えて保養所の方に向こうてったらしいわ」



「え? 山を越えてですか……?」


「ああ……そうらしいわ」


大輔は頷いた。