呪島~ノロイジマ~

「じゃあ二人はどこに?」


「いや、だから、それは分からないよ……」



瞳の攻めてくるような目に見つめられて、敦也は思わず目を逸らした。



「それにさっき、島の人たちが雑貨屋に買い物に来たって言ってたろ?」


「あっ、そうね。アイツらの仲間か? って聞かれたわ」



「つまり二人はここに船を停めて店に買い物に行った……。

そしてそこで島の人たちと何かあったんじゃないのかな?」



「何か? 何かって……何が?」



「それは分からないけど、さっきドクターヘリが来てたってことは、誰か怪我人か病人が出たってことだろ?」



「うん」


「例えば……テルさんと喧嘩になって、殴られて大怪我をしたとか」



「ちょっと待ってよ! 輝之は暴力なんか振るわないわ!」



「いや……もちろんそうだとは思うけど、それならさっきの島の人たちの態度も分かる」


「え?」



「例えばテルさんが、殴って逃げたとするだろ。

で、殴られた相手が大怪我をしてドクターヘリを呼んだとしたら、

アイツの仲間かって、凄まれたのも頷ける」



「それは確かに……」


瞳の顔が曇った。