呪島~ノロイジマ~

「うーん……」



「まさか海に落ちて流されたりしたのかな?」


瞳の胸は張り裂けそうだった。



「いや……違うと思う……」


「えっ、何で?」




「うーん……もちろんハッキリした確証はないけど、

こんなべた凪で、波も風もないのに、海に落ちたとは考えにくい」


「じゃあ何で二人はいないのよ!」


瞳は声を荒げて敦也にくってかかった。



「いや、それは……」


敦也は返事につまる。


「それは何?」


瞳はなおも詰め寄った。