呪島~ノロイジマ~

港まで全力で走ると、瞳は肩で息をしながら、キョロキョロと輝之の船を探した。



(あった!)


間違いなく輝之の船だ。



瞳と敦也は駆け寄ると、繋いであるロープを手繰り寄せ、船に乗り込んだ。



船内をくまなく見たが、二人の姿はどこにもない。




「何があったのかしら?」


瞳が泣きそうな顔で敦也を見た。