呪島~ノロイジマ~

『ヒクッ、ヒクッ、お母さん!』


早紀の呼びかけで、彰子は我に返った。





「ご……ごめんなさい」


『どうかしたの? ヒクッ、ヒクッ』




「ぜ……全然どうもしないわ。それより早紀、何があったの? 何で泣いてるのよ?」


彰子は慌てて早紀に質問した。

そうしなければ早紀に不信感を与え、逆に問い詰められるのではと思ったからだ。



『お母さん……』



早紀は今に至る経緯をすべて母に話した。