呪島~ノロイジマ~

まるでその音がお祓いの読経のように、女は目の前から消えてしまった。



息苦しさと絞められた喉の痛みに咳き込みながら、

早紀は携帯電話を取り出して、ディスプレイを見る。



母からだった。



早紀にとって一番身近で安心できる相手からの電話である。


ホッとすると同時に涙が溢れてきた。


早紀は首の苦しさにむせながら、通話ボタンを押した。