呪島~ノロイジマ~

「サキ……良い名前……」


女がジッと見つめながら呟く。



早紀はただ震えることしか出来なかった。



「私には名前がない……」


「え?」



言っている意味が全く分からない。早紀はただ黙って成り行きに身を任せた。



「ちょうだいサキ……オマエの名前を」



頬を撫でていた女の手が、早紀の首を絞めた。