呪島~ノロイジマ~

目の前……


まさにすぐ目の前。


女はニヤリと笑うと、両手を差し出して早紀の頬を触った。



「名前は……?」



「な……名前?」


震える声で早紀が聞き返す。




「あなたの名前」



「私の名前……早紀です」



「サキ……」


女は早紀の目をジッと見つめた。