呪島~ノロイジマ~

「この部屋でいいかな?」


二階に下りると、階段に一番近い部屋の前で健介が言った。



「良いんじゃない」


由梨が答える。


そう言いながらも、自分たちは海側の一番良い部屋にしようと決めていた。



美絵を裏山側の部屋のベッドの上に寝かせると、健介は大きく息を吐いた。



「それにしても何なんだろうな……?」


「美絵って霊感体質なのかな? だったら幽霊がいるってこと?」



「おい、よせよ!」


健介が少し強めに言う。



由梨も自分の言った言葉から霊的な物を想像して、一瞬身震いをした。