呪島~ノロイジマ~

「どうかしたの?」


由梨が不思議そうな顔をした。


「えっ? ん、ああ……何でもない」


祐次はあえて言わなかった。



むしろ自分自身に気のせいだと思い込ませたかったのだ。



やはり何かがある。



ここには絶対に何かがあるのだ。



でも……輝之が船で帰ってくるまでは、この島から出ることは出来ない。


出来ないのだ……。