呪島~ノロイジマ~

「金森さん一緒に行こう」


敦也が誘った。



「えっ……私?」


「うん。ダメ?」



「ダメじゃないけど……」
「待って! 私が行くわ」



「え?」


瞳が割って入った。



「私は去年の夏に、島の南に行ったから、少しは地理が分かるし」



「えっ……でも……」


「行きましょう山崎くん」




霊の存在を感じて、出来れば行きたくない気持ちと、敦也と二人で行きたい気持ち。

美絵の心の葛藤を他所に、瞳は敦也を促してさっさと外に向かった。