呪島~ノロイジマ~

「島の南まで様子を見に行こうと思うんだけど」


「え?」
「はぁ?」



祐次の提案に、由梨と健介が驚いた。


「何言ってんの? そんなの行き違いになるだけじゃん」



「でも、何かなきゃこんなに遅いわけないでしょ!」


呆れたように言う健介に、瞳がキツイ口調で返す。



「そ……それは確かにそうかもしれないけど……」


健介は口ごもった。



「ねぇ誰が行くの? っていうか全員?」


瞳の気持ちをなだめるように由梨が聞いた。