お前のすべてを愛してやる【完】

“ねぇ、ちょーキモくない!?”



“ほんとだ!神崎のくせにポニーテールとかウケる!”



「……っ」



教室に入った途端にコレだ。



亜矢乃は泣きそうになるのを堪え、美和が結ってくれたポニーテールをほどいた。