お前のすべてを愛してやる【完】

「お前、言い過ぎだぞ」


すかさず信が間に入るも、亜矢乃の心はその一言ですごく傷ついた。


「神崎、もうちょっとコッチおいでよ。あまり離れてると教えづらいから」


中村くんは、そう言ってるけどいいのかな…。


衣月くんのほうを見たいけど、怖くて見れない…。


「彼氏のOKもらってるんだし、大丈夫でしょ。ほら、始めるよ」


「え、あ、うん…」


教科書とノートを広げた中村に、亜矢乃は慌てて席を近付けた。


「ここまでは、わかる?」


「うんうん、中村くん教え方上手だね」