「いや、だったか…?」



衣月の艶っぽい声に、亜矢乃はキュンとなり首を横に振った。



「よかった」



衣月は鼻で少し笑うと、もう一度唇を重ねた。



そして手がゆっくりと服の中に入り、プチンと音がすると胸が緩くなった。



「んっ!!」



亜矢乃が目を大きく開くと、衣月の手はゆっくりと撫でるように膨らみに触れた。



「怖いか…?」



唇を離し亜矢乃を見つめた。



「うん、ちょっと…」



「だよな。ゆっくり、俺たちのペースでいこうな?」



「えっと…」



「なにを、って?エッチなこと」



「エ…、エエエ…、エッチな…、こと…」



「そ。あ、喰うってそういうことだからな?」



「へっ!?」



亜矢乃は目を丸くさせた。



「亜矢乃、どうやって子供できるか知ってんの?」



「そっ、それくらい…!!」



衣月くん、バカにしてる!!



「なら、良かった。そういうこと、しような?」



「えっ!?わ、わたしと…?」



「なに、俺が真琴と……」



「ダメーーーっ!!」



衣月が喋ってる途中で叫んだ。



「じゃぁ、亜矢乃してくれる?」



「う…、うん」



「楽しみにしてるよ」



衣月は笑うと、また亜矢乃にキスを落とした。



まだまだ、二人の恋は続く…かも!?



―END―