お前のすべてを愛してやる【完】


「お母さん、ごめんね…」



亜矢乃が申し訳なさそうに謝った。



「え?なにが?」



美和が驚き、亜矢乃に尋ねると



「だって、お母さん。わたしがランドセル背負ってるの見て嬉しそうだったのに、こんなことになっちゃったから…」



亜矢乃は顔を俯かせた。