お前のすべてを愛してやる【完】

「あ、せっかくだからみんな夕飯食べて行って。達哉くん、帰りお願いね?」



そう言うと美和は、達哉の返事も待たずキッチンへと消えた。



「俺、返事してないけど…」



達哉の言葉に笑う4人。



「まぁ、いい。送ってやるから、お前ら家に電話入れとけー」



3人が返事をし、家へ連絡を入れている間。



「達兄、ありがとう」



亜矢乃は、ペコッと頭を下げた。



「俺は何もしてないだろ」



「ううん、達兄がいなかったらわたしあの時、どうなってたか…」



「あー…、そうだな」



亜矢乃が言葉に詰まると、達哉は亜矢乃の頭のにポンと手をのせた。



「だから、ありがとう」



「おぅ」



亜矢乃が微笑むと、達哉も笑顔で返事をした。