お前のすべてを愛してやる【完】

次の日は学校が休みで、衣月は朝から電話を掛けた。



呼び出し音は鳴るも、やっぱり亜矢乃が出ることはなかった。



「チッ」



舌打ちをし、送信受信履歴を見る。



【何で、電話出でねぇの?】



【ごめんなさい…】



【マジで俺のこと嫌いになったのか?】



【うん、ごめんね…】



【俺、何かした?】



【ううん、何もしてないよ】



【だったら、何で嫌いになんだよ!】



【言えない…】



【は?理由言えねぇとか、俺は認めねぇからな】



【そんなこと言われても困るよ。明日からは同じ電車にも乗らないし、ゴハンも別々だから】



【だから認めねぇつってんだよ】



衣月のメールを最後に、亜矢乃からはもうこなくなった。