お前のすべてを愛してやる【完】

【わたしの声は出るようになりますか…?】



声が出るということは、当たり前だと思っていた。



それが突然出なくなったら誰だって怖くなる。



「うーん、そうね。わたしが思うに、精神的にダメージを受けたから一時的に出なくなっただけだと思うのよ」



【じゃぁ、出るようになりますか?】



「えぇ、きっと出るわ。ただ、相当なダメージだと思うのよね。授業とか大変なんじゃないかしら…」



「あー、それなら俺が何とか理由付けて先生たちに伝えておきます」



達哉が入ってきた。



「あぁ、俺も神崎のこと守ってやるから」



村上も入った。



亜矢乃は二人の優しさが嬉しくて、泣きそうになりながら文字を打ち二人に見せた。