お前のすべてを愛してやる【完】

「これは許されることじゃないぞ。お前らの処分は学年主任と話し合って決める。とりあえず、今日はもう帰れ」



村上の言葉に4人は、屋上を出て行った。



「亜矢乃、立てるか?」



達哉の言葉に頷き、立とうとするも足に力が入らず座り込んでしまう。



「怖かったよな…」



そう言って達哉が大きな手で、ポンポンと頭に手を置いた。



〝ありがとう〟と言いたいのに、声が出なくて。



ハーフパンツから携帯を出すと、メール画面を出し文字を打った。



そして、それを見せた。



【達兄、助けてくれてありがとう】



画面を見た達哉は〝あぁ〟と、言って更に頭をポンポンとした。



それからまた文字を打ち、今度は村上に見せた。



「ん、俺?」



村上は画面を覗いた。