お前のすべてを愛してやる【完】


「…と、いうことなんです」



「そうでしたか…」



あれから亜矢乃は岡田と一緒に家へと帰ってきた。



「実知ちゃんも反省していて、亜矢乃ちゃんに謝ったのですが、ずっと使うランドセルですからね…。本人も悲しいと思います」



岡田は亜矢乃の頭の上に、ポンと手を置いた。