お前のすべてを愛してやる【完】

「離してっ!!」



足をバタつかせるも、離してはくれず更に力を強くされた。



「痛いよな、ごめん…」



そのうちの一人がボソリと耳元で言った。



他の二人も〝ごめんな〟と、謝った。



この人たち、あの人に言われて…?



亜矢乃は少しだけ安心をして、素直に歩いた。



屋上に着くと、女は腰に手をあてすごく怖い顔をして立っていた。



この人は衣月くんの、なんなのだろうか。



少なくとも、好きなんだよね?



じゃなかったら、こんな怖い顔なんかしないし呼び出したりもしないはず。