お前のすべてを愛してやる【完】

亜矢乃は衣月に、支えられ立ち上がった。



「よし、行くぞ」



達哉の声に、みんなが歩き出した。



「ん、亜矢乃?」



亜矢乃は達哉の腕を掴んだ。



そして携帯を取り出し、文字を打ち込み画面を見せた。



【達兄、話してくれる?】



「亜矢乃…」



【わたしの部屋で話して】



「でもお前…」



【いいの。わたしも受け入れなきゃ、声も治らない気がする】



「…分かった」



達哉と亜矢乃の変な会話に衣月と信は不思議に思った。



どうして亜矢乃はメールで会話を…?