お前のすべてを愛してやる【完】

衣月は苦笑しながら。



「別れたっつーか、一方的に言われただけっす」



衣月は未だに、別れを受け入れていなかった。



「あ、亜矢乃!」



真琴の言葉に全員、亜矢乃を見た。



「亜矢乃、気が付いたか?」



衣月の声に、亜矢乃は目を大きくした。



ど、どうして衣月くんがいるの…!?



しかも手、握ってくれてる…。



亜矢乃は頷くことすらできず、ただ衣月を見つめた。