お前のすべてを愛してやる【完】

「カウンセリング室まで、行くぞ」



「カウンセリング室…?」



衣月は首を傾げた。



「事情はあとだ。とりあえず、行くぞ」



「あ、はい」



達哉が早歩きでスタスタ行くと〝信、鞄頼む〟と、信に預け、衣月は亜矢乃を抱いて達哉の後を追った。



「わたしも心配だから行く」



真琴が後を付いて行こうとすると〝俺も行く〟と、信も衣月の後を追った。



「三宅先生!!」



静かにドアを開け、少し声を荒げた達哉。



「あら、島田先生。どうかなさいましたか?」



三宅亜希子(ミヤケアキコ)



容姿もキレイ、スタイルも完璧な40代、独身。



男女から好かれる、先生。



悩みのある生徒たちはもちろん、なぜか恋の悩みなど、何でも聞いて救ってくれる先生だ。