お前のすべてを愛してやる【完】

「どうした!?何があったんだ!!」



衣月が声を荒げるも、真琴もどうしていいのか分からなかった。



そこへ。



「どしたー?」



小走りで走ってきた、達哉。



達哉は亜矢乃を見るなり、顔色が変わった。



「おい、どうした!亜矢乃!!」



達哉の声にも反応することなく、体中は震えていた。



「大倉、亜矢乃担げるか?」



「えっ、あ、あぁ」



いつも穏やかな達哉からは、想像もできない真剣な顔に衣月は戸惑いながらも返事をした。