お前のすべてを愛してやる【完】

「キャーッ!!」



「わっ…!!」



突然叫んだ真琴の声。



隣にいる信も少しだけ声を出した。



それは、包帯を巻いた男のお化けが突然出てきたからだ。



「信くんっ、信くんっ!怖い!怖いよー!!」



「ま…真琴、お…落ち着け。な?」



真琴はパニックになっていた。



「やだ、やだ!もう出たいー!!」



どんどん真琴の声が涙声に変わっていく。



「真琴」



「あ、亜矢乃…?」



亜矢乃は後ろから声を掛けた。