お前のすべてを愛してやる【完】

「キャッ!!」



入って早々、右側に女の生首があり真琴が小さな悲鳴を上げた。



「ははは、真琴は怖がりだなぁ!しっかり掴まってろ」



ふーん、あーやって抱き付いたらいいんだ。



真琴と信が通った生首の前を亜矢乃と衣月も通った。



「キャッ」



明らかに演技の下手な悲鳴を上げ、キュッと衣月の腕に抱き付いた。



「亜矢乃、何してんの」



バレタ…。



「真琴の真似」



「はぁ…。んなことすんなよ」



溜め息を吐かれた。



そんな溜め息吐かなくても…。



「だって、本当は抱き付かれたいんだよね…?」



「まだ、それ言うわけ?んなことより、俺は…」



「わっ…!!」



真っ暗闇の中、壁に押し付けられ目の前には衣月の胸がピッタリくっ付いてた。